ここ何年かで転職市場はガラリと姿を変えました。一生同じ会社に勤めなくてはいけないという従来の考え方は急速に薄れていき、転職をすることが当たり前の世の中になりました。
実際に求職者や求人企業も年々増加傾向にあり、それに伴い多種多様な転職支援サービスも登場しています。例えば、たった5分間質問に答えるだけで、書類審査なく求人企業と面接ができる『MIIDAS(ミーダス)』は、特にユニークなサービスだと思います。
このように転職市場は活気に満ち溢れていますが、依然として年次の高い人々の中には、20代で転職は早すぎるという考えを持っている人がいるのも事実です。このような時代の流れとは異なる不変的な価値観を有している方が、中途採用の担当者であることも多々あります。
20代だと、初めての転職活動の方がほとんどで、まずなにをどうしたら良いのか分からないことでしょう。そこで今回は、20代が「いつ」「どうやって」転職すれば良いのか?ということをご紹介します。
ワークハックスが持っている知見や、転職活動経験者の生の声をもとに、信用できる最新情報をお届けします。
目次
いつまでに転職した方が良いのか?
人材業界において、30歳が転職のリミットという説(30歳転職限界説)が唱えられています。30代前半に大きな実績を残す人が多く、その時点で人材価値がおおよそ決定してしまうと考えられているためです。
30歳まででないと転職できないわけではないため、「限界」や「リミット」という表現は適切ではありません。しかし、30歳までに一度も転職を考えたことがない人にとっては厳しいという意味では、正しい表現だと言えます。
また仕事を覚える準備期間が少なからず1-2年間は必要なので、やはり遅くても28-29歳くらいが転職の目安だと言われています。もちろん一概には言えませんが、基本的に20代の転職は早ければ早いほど可能性が広がります。
前提として、実績を残すにはしっかりと評価をしてくれる会社に所属している必要があります。そのため、がんばっても評価をしてくれない会社に在籍しているのであれば、今すぐ転職すべきです。
特に女性は30歳を過ぎると、結婚や出産、育児でやめてしまうというバイアスをかけて選考する企業もいます。女性の働き方をしっかりと理解してくれる企業へ転職したい方は、女性のための転職サイトである女の転職@type(アットタイプ)をオススメします。
『女の転職@typeの口コミ・評判はこちら』です。
次に、企業は20代に対してどのような可能性を求めているのか、見ていきましょう。
企業が採用で重視するポイントとは?
リクナビネクストによると、企業が採用で重視するポイントは4つあります。
- ポテンシャル :基礎学力や素養、職務遂行能力
- スタンス :仕事に対する価値観や考え方
- ポータブルスキル:業界問わず活かせる仕事の強み
- テクニカルスキル:専門性が高く特定の領域で発揮される力

キャリアの考え方(出典:リクナビネクスト)
つまり、20代は「自分は仕事で何を成し遂げたいのか(WILL)」が重視され、年代が上がるほど「具体的に何ができるのか(CAN)」がより重要になるということです。
もちろん、しっかりと評価をしてくれる会社に所属していることが前提ということを忘れてはいけません。それでは具体的に年齢ごとに見ていきましょう。
20代前半(23歳、24歳、25歳)の転職方法・やり方とは?
- 23歳(社会人1年目)
- 24歳(社会人2年目)
- 25歳(社会人3年目)
20代前半で転職活動する場合、新卒に近いが社会人経験はある、いわゆる第二新卒として転職活動に取り組むことになります。なんと現在、この第二新卒は転職市場において需要が非常に高い存在です。
実際に『マイナビ転職』上の約80%の求人が、第二新卒を歓迎と表明しており、新卒採用で取りきれなかった人材を採用しようと必死です。また社会人経験は一定期間あるため、新卒よりも育てやすいと考え、第二新卒をメインに採用する企業も増えてきています。
そして厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると、大卒3年以内に3人に1人が、1年以内に5人に1人が会社を辞めており、豊富な人材マーケットが存在しています。
また未経験分野に挑戦するなら社会人経験が浅いほど有利です。1つの企業に長くいればいるほど、その業界や企業でしか役に立たないようなスキルで思考が凝り固まってしまうためです。
思い切って営業からエンジニアにジョブチェンジするという選択も、20代ではまったく遅くありません。例えば、『TechAcademy』や『ProEngineer』など、未経験からプログラミングを学べて、転職先まで斡旋してくれるサービスも充実してきています。
20代後半(26歳、27歳、28歳、29歳)の転職方法・やり方とは?
- 26歳(社会人4年目)
- 27歳(社会人5年目)
- 28歳(社会人6年目)
- 29歳(社会人7年目)
20代後半の転職は20代前半の転職と比べて、社会人経験が長ければ長い分、実績が注目されてきます。20代前半では大きな実績がなくても、若さというポテンシャルでカバーできましたが、20代後半はそうはいきません。
社会人としてある程度成熟している(良い意味でも悪い意味でも独自の色がついている)ので、シビアに実績ばかり質問されます。
もちろん30代に比べると、ポテンシャルやスタンスを買ってくれるため、転職活動はやりやすいのも事実です。しかし、中途採用の担当者に聞かれても完璧に答えられるように準備する必要があります。
この年齢で転職しようか少しでも迷っている方は、今すぐ考え出すことをオススメします。結果的に転職しなかったとしても20代後半は、人生の振り返りと今後の設計ができるベストなタイミングです。
20代の転職活動で注意すべき 3つのポイントとは?
まず、若いからこそビジネスマナーには気を付けましょう。いくらスキルがあったとしても、礼儀が疎かで一緒に働きたくないと思われたら、それまでです。実際に、マイナビの調査でも企業がパーソナリティを重要視していることが証明されています。

第二新卒の採用で重視した基準(出典:マイナビ)
そして日常生活から常に「why?」と何事にも疑問を持ち、それに対して友人やSNSなどに自分の意見を発信することが大事です。特に日本人は正解か不正解かという01思考が強く、自分の意見を主張しない人種です。そのような教育を受けてきたため仕方がないですが、グローバル化してきた現代を生き抜くために日頃から反復練習を心掛けましょう。
20代に最適な転職方法・やり方とは?
転職をしようとしている人は、様々な不安や問題を抱えていると思います。
- 「誰にも真剣に相談できず、不安でいっぱい。」
- 「もう一度就職活動をするのは、めんどくさそう。」
- 「人間関係を最初から構築するのが、疲れそう。」
- 「すぐやめてしまう根性がない人間だと思われそうで、怖い。」
- 「なぜやめることになったのか伝えるのが、難しそう。」
- 「日々の仕事が忙しくて、余裕がない。」
- 「自分が何をしたいのか言語化できておらず、再度ミスマッチが起きそう。」
また同様に転職理由も人によって大きく異なります。ポジティブな理由もネガティブな理由も存在します。
- 「入社前と入社後で、約束した仕事内容や条件が違う。」
- 「裁量労働制かつ残業や休日出勤が多く、身体的にきつい。」
- 「上司にセクハラやパワハラをされて、精神的に参っている。」
- 「与えられた仕事の中で多少工夫するだけで、全然楽しくない。」
- 「祖父が倒れてしまい、働き方や働く場所を変えたい。」
- 「もっと権限がある役職に就いて、年収を上げたい。」
- 「やりがいのある大きな仕事をするために、専門性を身に付けたい。」
上記のように、転職活動には複雑な事象と感情が入り混じっています。そのため、1人1人に最適な転職方法を提供してくれる「転職エージェント」にまずは相談することがベストです。
ただ求人を紹介してくれるだけではなく、自己分析や企業分析、書類作成、面接対策まで徹底的に無料でサポートしてくれるため、転職活動全体を捉えることができます。
特に20代の転職初心者におすすめしたいのが「自己分析」です。
突然ですが、下記の3つの質問に対して、すべて”YES”と答えられますか?
- なんでやめたいのかという理由を、正確に分析できていると胸を張って言えますか?
- 次の職場に求めていることを、すべて言語化して伝えることができますか?
- 長期的に成し遂げたいという絶対にブレない一貫した軸や理想像を持っていますか?
答えられないのであれば転職エージェントに相談してみてください。彼ら(彼女ら)は転職のプロフェッショナルです。彼らと対話することで、自分では気付けていない気持ちまで引き出して整理してくれます。
特に20代におすすめしたい『カウンセリング・対応満足度が高い転職エージェントはこちら』です。
まとめ
冒頭の『20代が「いつ」「どうやって」転職すれば良いのか?』という質問に答えると、転職エージェントを利用して、下記の3つの質問に対して、すべて”YES”と答えられる状態になった時に、転職すれば良いということです。
- なんでやめたいのかという理由を、正確に分析できていると胸を張って言えますか?
- 次の職場に求めていることを、すべて言語化して伝えることができますか?
- 長期的に成し遂げたいという絶対にブレない一貫した軸や理想像を持っていますか?
『Facebookメッセージ』でも転職相談を行なっているため、気軽にご連絡ください。管理人も転職活動の際に多くの人にお世話になったので、その人達への恩返しという意味も込めて、少しでもみなさんの人生を豊かにするためのお手伝いをしたいと思っています。
また管理職、マネージャーなど権限がある役職に就きたい方や、年収を大幅に上げたい方などのキャリアップ志向が強い方は、ビズリーチの登録も一緒にオススメします。登録して待っていれば好条件のスカウトが来るので大変便利です。
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