円満に退社するためのノウハウ大全!〜退職理由の伝え方から退職願(退職届・辞表)の書き方まで〜

円満退社

仕事を辞めたいけれど、どのようにして辞めたら良いのか?
働いた経験のある人なら必ずや一度は頭をよぎる「退職」の二文字ですが、いざ本当に辞めるとなると、どのような理由で辞めたら良いか、どのような手順で辞めたら良いか分からないと思います。
今回は、第三者には中々聞きづらく、そして正解が見えづらい円満退社の方法をご紹介していきます。
退職理由はどのように伝えれば良いの?(退職する時に本当の思いを伝えて良いの?本音より建前の退職理由を伝えるべきなの?)
いつ頃会社に退職することを伝えたら良いの?
退職願・退職届・辞表はいつ・どのタイミングで提出すれば良いの?
退職願・退職届・辞表の正しい書き方は?
退職する前に今後のキャリアについて相談する機関はないの?
以上のようなことでお困りの人は是非この記事を読んで、円満退社への第一歩を踏み出してください。

退職理由の伝え方

円満に退職するには、会社側ではどうしようもない個人的な理由を伝えるのが大切です。退職を決意する際に、胸の内に思い浮かんだ理由が幾つかあったかと思います。
代表的な退職理由は、以下のようなものです。
給料に不満がある
職場の人間関係が悪い
仕事内容がつまらない
労働時間が労働基準法の限度を超えている
会社の社風に馴染めない
評価制度に不満がある
そもそも働きたくない・・・
上記に思い当たるものが一つはあると思います。
ですが、実際に退職する際に、このような理由をストレートに上司に伝えるのは、上司や会社としてもあまり気持ち良くないため、円満退社を自ら遠ざけることに繋がりかねません。
また、会社側の工夫でどうにかなってしまう退職理由の場合、「来年から給料を上げる」「希望の部署に異動させる」「仕事のノルマを見直す」など、会社側の引き止めの材料にされる可能性もあります。
このような理由から、円満退社をするには、100%の本音ではなく本音に近い建前を伝えるのが大切であると言えます。
では、退職理由として、どのようなものが適切であるのか見ていきましょう!

円満退社に繋がる6つの退職理由

金銭的な理由で退職

現在勤めている会社が給料を上げたがらなかったり、もしくは、支払う余裕が無いと感じる場合は最適な退職理由だと言えます。
また、本当に金銭を理由に退職を考えているならば、今回の交渉の末、次期から給料や賞与が上がるかも知れません。
金銭的な理由で退職したいと伝える場合には、なるべく直近で必要になる金額を具体的に伝えましょう。
例えば「結婚を控えていて、最低でも手取りで400万円の年収が必要だと考えています。現在300万円の給料が支払われていますが、結婚し、子供を育てていくとなると300万円では生計が立ちません。」
このように具体性な数値を提示して訴えると、より効果的に伝わるでしょう。
なお、400万円という金額はどのような根拠から生まれた金額なのか、あなたの仕事ぶりが十分であれば、なぜ400万円に相当する働きをしているのに対価が払われていないのか。同期の給料を知っているならば同期を引き合いに、競合他社の給料水準を知っているならば、他社を引き合いに交渉してみても良いでしょう。
なるべく感情ベースではなく実績ベースや数値ベースで論理的に訴えることで、上司も納得するはずです。
ですが、このように伝えても改善が見られず、来年度から給料を上げると口先だけの対応で引き止められる場合は、「現在転職先に考えている◯◯社からは手取り400万円以上の給料を提示されています。」と、転職先の給料事情も話せるとさらに一押しできます。
あらかじめ転職先を探しておくことは、現職との比較検討に役立ったり、上司との交渉の後押しにも繋がるので、やっておいて全く損はないでしょう。
円満退社したい人におすすめの転職エージェント

健康上の理由で退職

限度を超えた過剰な残業や、人間関係を含む職場環境を原因として、身体を壊しかけている人が伝えるべき退職理由です。
職場側が職場環境改善するよ!などと言っても、断固そのような言葉に耳を貸してはいけません。
現状で、社内から不満が出ていたり、悪い雰囲気が漂っているにも関わらず改善されていないのであれば、その会社には少しも改善する気が無いからです。
労働基準法の32条を持ち出す、もしくは、病院から診断書をもらってくるなど、現在の職場に留まれない理由をキッパリと提示して早々にそのような会社は辞めるべきです。

第 32 条(労働時間の原則)
①使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。
②使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を越えて、労働させてはならない。

結婚や出産などのライフイベントを機に退職

女性が退職する際に伝えやすい退職理由です。
結婚や出産を機に退職するケースは珍しくないので、そのような状況であれば上司に正直に伝えて良いと思います。
2点だけ注意することとしては、業務の引き継ぎが必要になるので、早めの伝達が好ましいこと。もう1つは、復職をしたい場合は、上司にかけあって事前に復職の希望を伝えておくこと。この2点は抑えておいてください。
特に出産を機に退職する場合は、忙しくなるであろう目先の事を優先して考えがちです。
しかし、後々になって子供が手のかからない年代まで育った時に、自分の判断を後悔するケースが多いのです。
こういう大変な状況の時こそ、自分にとってどのような選択がベストなのか、長期的な視点で物事を俯瞰できると良いでしょう。
とはいえ、自分一人の視野では見えてこないことも沢山あるかと思います。
そのような時は、復職を含む、多くの方のキャリア形成に携わってきた転職エージェントに一度相談してみてはいかがでしょうか?
復職の相談に最適な転職エージェント

家族の介護が必要なため退職

家族の介護は誰にも止められない退職理由です。
同じ住まいで暮らしていたのに、急な容態の変化から、突如介護が必要になる。もしくは、これまでは同じ住まいに暮らしていなくても、介護の必要性がうまれたのを機に、地元に戻る。
このようなケースは40代や50代の世帯主にはよく起こるものです。
介護は終わりが見えない上に、日々お世話をしても良くなる見込みが薄いため、精神的にも肉体的にも厳しいものがあります。
仕事との両立となると、さらに時間的な制約や、体力的な制約、場所的な制約が加わり、これまで以上に大変な生活を送ることになります。
このような状況を想定して、最後くらい家族と一緒に過ごしたいから、と思い、仕事を離れる選択を取る方が多いかと思います。
ですが、立ち止まって考えて欲しいのが、休職はできないのか?ということです。
仕事から離れるという選択を取る場合に、退職が正しい選択肢とは必ずしも言えません。
仕事を辞めてしまった場合に、世帯収入はどうなってしまうのか、復職はできるのか、転職先を探せるのか、これらのことと退職を天秤にかけて選択するべきだと管理人は思います。
考えた末に、退職が最適な選択だと腹落ちした時は、正直に会社にその旨を伝えましょう。
地元への転職をお考えの方には、リクルートが運営しているU・Iターン希望者向けの転職サイトをおすすめします。
U・Iターン希望者におすすめの転職サイト

キャリアアップ・スキルアップしたいので退職

キャリアアップやスキルアップは、特に20代の転職理由だと言えるでしょう。
新卒から身につけたスキルや経験を他社で存分に発揮したい。このような意気込みや姿勢を見せれば、社内から応援を受けながら送り出してもらえる筈です。
30代になってしまうと、社内での役職が決まってしまい容易に退職できないようになってきます。また、転職先では即戦力が求められるので、キャリアアップは望めてもスキルアップの方は望みづらいと考えられます。
20代と30代の転職攻略法については、以下の記事を参考にしてください。
20代で転職活動は早い!?初めての転職活動の方法・やり方!
30代での転職活動は厳しい?!転職限界説を乗り越える転職方法!

他に今すぐやりたい事があるので退職

「他にやりたい事がある。」これが最も汎用性の高い転職理由ではないでしょうか?
現在勤めている会社ではやれない仕事、今のワークライフバランスでは出来ない事、挑戦してみたい事など、自分の中でやりたい事が明確にある場合は、このような理由で辞めるのが1番ふさわしいと思います。
なぜ1番良いかと言うと、誰のせいにもしていない上に、会社側ではどうしようもない転職理由だからです。
ただし、1点考えられる注意点は、会社内でそのやりたい事が実現できてしまう場合、部署異動などの処置で対応されてしまうことです。
自分が本当にその仕事をしたいのか、そして、現在勤めている会社内ではなく、なぜ他社でそれをしたいのか、やりたい事を深堀りしてハッキリと明言出来ないと円満な退社にならない可能性が高いです。
上記の6つの転職理由はいかがでしたか?思い当たる項目はありましたか?
もし思い当たる項目があった方は、さらにその理由を深堀りしてみましょう。
そして、自分でも納得のいく退職理由が見つかったら、最後はお世話になった上司へ感謝の意を表するためにも、メールや電話ではなく直接伝えに行きましょう!
※退職の覚悟が固まったのであれば、毅然とした態度を取りましょう。上司に上手く丸め込まれないように気を付けてください!

退職を伝えるベストなタイミング

退職の希望を伝えるタイミングですが、遅くとも辞めたい日付の2ヶ月前には、上司に切り出しておくべきです。
法律では、民法627条2項で退職の2週間前に希望を通達すれば辞められることになっています。(※雇用期間が定められている正社員や契約社員の場合は事情が異なります。)
しかし、円満退社という観点から見ると、2ヶ月以上前に通達を済ませておくのがベストなタイミングだと言えます。
仕事の引き継ぎ
有給休暇の消化
など、退職までにやらなければいけないこと、やった方が良いことがあります。あまりにギリギリのタイミングで退職希望を出すと、自分勝手な奴だと思われてしまうので注意してください。
退職をすると心に決めたら、辞める日付をあらかじめ決めてしまって、計画的に残りの日々を過ごすのがオススメです。

退職願(退職届・辞表)を提出するタイミング

まず、大前提として提出すべき書類が退職願なのか、退職届なのか、それとも辞表なのか、という問題がありますが、提出すべき書類はあなたの置かれた立場や状況によって異なってきます。
ですので、下記の記事を参考にして、自分は退職願・退職届・辞表のうち、どれを提出すべきなのかをまず確認しましょう。
退職願・退職届・辞表の書き方を徹底図解【例文・テンプレート付き】
そして、退職時に書類を提出するタイミングですが、退職願や退職届・辞表を提出するのは、退職する旨をあなたの直属の上司、上司の上司、さらには、人事決裁権を持つ管理職と交渉をした後になります。
退職希望を伝えるタイミングで退職願や退職届・辞表を提出するのは、こちら側の要望だけを叩きつける一方的で無礼な作法です。
間違えないように気を付けましょう。
必ず関係各所との交渉が終わってから、会社側が納得した状態で書類を受理できる態勢になってから、退職願・退職届・辞表を作成・提出してください。
原則、退職願は交渉後に双方が合意の上、会社側から提出してくださいと求められるものです。一方、退職届・辞表は、交渉が難航した場合に自分から会社側に提出するものです。

退職願(退職届・辞表)の正しい書き方

退職願や退職届・辞表の正しい書き方についても、以下の記事で図解で詳細に解説されているので、是非参考にしてください。
退職願・退職届・辞表の書き方を徹底図解【例文・テンプレート付き】

退職前の第三者への相談は必須

最後になりますが退職前の第三者への相談は必須です。
家族や夫・妻、友人・知人、または転職のプロフェッショナルである転職エージェントへの相談は、必ず済ませておきましょう。
円満退社という言葉を辞書で引くと、以下のように書いてあります。

定年前に,会社と退社時期・条件などでわだかまりなく退職すること。
(出典:三省堂大辞林)

円満退社をしたいのであれば、これまで関わってきた人々に納得の行く説明ができるように、自分の考えをまとめなければなりません。
とはいえ、職場のことを詳しく知っている同僚に相談するのもお門違いだし、友人・知人も忙しそうで中々退職の話を打ち明けられない。
家族や夫・妻にも、まだ漠然としている話なので、到底持ちかけられない。変な心配を招いてしまうだけ。
と頼れる人は限られているのです。
もし、頼れる人が見つからずに困っている場合ならば、転職エージェントに相談してみてください。
転職エージェントは、様々な業界に精通したエージェントが揃っているので、あなたが所属している業種や職種の人々が抱える悩みにも何度も相談に乗っています。
転職のプロフェッショナルなので、的確にあなたの悩みを引き出し、クリティカルに悩みの解決まで導いてくれます。
管理人も転職の際にお世話になったのですが、第三者の視点が入ることで、これまでの自分だけの視野では見えてこなかったものが急に見えてくることがしばしばあります。
利用できるサービスは利用してしまって、早いうちに悩みを解決してしまいましょう。

まとめ

今回は、円満退社の方法をご紹介しました!!
第三者に聞きづらい「退職」について、分かりやすく解説したつもりです。
もし記事内で分からないことや退職にあたって不安に思う点があれば、気兼ねなくご相談ください!
Facebookメッセージ
こちらで皆様の転職のご相談を承っています。
管理人も転職活動の際に多くの人にお世話になったので、その人達への恩返しという意味も込めて、少しでもみなさんの人生を豊かにするためのお手伝いをしたいと思っています。
ぜひお気軽にご相談ください!
最後に、今回ご紹介した転職サイト・転職エージェントをまとめておきますので、キャリア形成に是非お役立てください。
円満退社したい人におすすめの転職エージェント
復職の相談に最適な転職エージェント
U・Iターン希望者におすすめの転職サイト