あなたは締め切り間近にならないと中々手をつけない、後回し癖がある人間ですか?
スケジュール帳やエクセル、Googleカレンダー、Trelloなどで、日々のタスク管理をするという対策を講じても、その通りにいかなかったという経験が誰しも必ずあると思います。
- 「タスクを分解できていない!」
- 「優先順位を考えられていない!」
- 「取り組める環境にいない!」
- 「モチベーションが低い!」
など多くの壁によって、遂行を邪魔されてしまうと思います。
しかしもっと根本的な原因(メカニズム)として、一体なぜ「後回し癖」が起きてしまうのでしょうか?
ただ一般的な対策を講じるのでは、また同じ失敗を繰り返すことになると思います。そこで2つのTEDを通して、後回し癖が起きてしまうメカニズムを徹底的に理解して、クリティカルな対策を講じれるようになりましょう。
目次
①先延ばし魔の頭の中はどうなっているか|Tim Urban(14分3秒)
ティム・アーバン氏は、先延ばしが理にかなっていないのは分かっていても、間際になるまで始めない癖をどうすることもできませんでした。
この可笑しくも洞察に満ちた講演でアーバンは、YouTubeへの耽溺、Wikipediaの迷路、窓の外を眺めたくなる発作を巡りつつ、自分が本当に先延ばししているものが何なのか真剣に考えるように勧めています。
簡単な対処法も紹介されているので、ついつい物事を先延ばししてしまう人は要チェックです。
②独創的な人の驚くべき習慣|Adam Grant(15分25秒)
先程のティム・アーバン氏の「先延ばし魔の頭の中はどうなっているか」を予め視聴してからご覧いただくと、理解度が飛躍的に向上すると思います。
創造的な人々はどのようにして素晴らしいアイデアを思いつくのでしょうか?先延ばし魔と対照的なのでしょうか?
組織心理学者のアダム・グラント氏は、新たなアイデアを空想し、行動によってそれらを現実に落とし込む人々を研究しています。この講演から、そのような人々が持つ3つの意外な習慣を学ぶことができます。
特に起業家(事業家)におすすめのプレゼンテーションです。また利用しているブラウザ(Internet Explorer/Safari/Google Chrome/Firefox)によって、独創的か否かが分かるという話は興味深かったです。
まとめ
何か問題が生じた際に、すぐに対策を講じる前に、問題が起きてしまう原因(メカニズム)を分析する癖をつけましょう。
仕事のみならずプライベートでも非常に役立ちます。例えば、寝坊対策を以下に考えてみました。
【管理人考案】TEDを踏まえた寝坊のメカニズムと対策
【原因】
①起きられない
・睡眠の量(時間)が十分でない
・睡眠の質が十分でない
・起きられる仕組みがない
②起きたくない
・起きるメリットが小さい
・寝ているメリットが大きい
③起きなくても良い
・起きなければならないというデメリットが少ない
【対策】
①起きられる
・睡眠量(時間)を十分にする
→早寝早起き等の生活習慣の見直し
→TV・スマホの夜間禁止
・睡眠の質を十分にする
→騒音問題の解決
→温度調節
→寝具の再検討
・起きられる仕組みをつくる
→目覚まし
→自動でカーテン/照明/音楽/TVがONになる
②起きたい
・起きるメリットを大きくする
→朝ドラを見る
→朝活
→朝ご飯を食べる
・寝ているメリットを小さくする
→目覚まし
→自動でカーテン/照明/音楽/TVがONになる
③起きなければならない
・起きなければいけないというデメリットを大きくする
→一緒に朝活をするなど、起きなければ誰かに迷惑がかかる状況をつくる
今回はメカニズムを考える方法として、「やれる」「やりたい」「やらざるをえない(やるべき)」というフレームワークを用いました。
また目覚まし(聴覚)や照明(視覚)など五感を意識して、対策を講じるのも1つのテクニックです。
その他にも、夏場に暖房のONタイマーで室内を暑くしたり、異臭で起きるようにしたり、誰かに叩き起こしてもらうなど、不快な状況を自ら作り出すことも1つの対策でしょう。